渡部潤一『新しい太陽系』

ここでは、 渡部潤一『新しい太陽系』 に関する情報を紹介しています。
2006年夏以降の、新しい太陽系の入門書。5/16に読み終わりました。



2006年夏、国際天文学連合が、一つの大きな判断を下しました。
「冥王星を、惑星から外す」
この判断は、どのような根拠の基に行われたのかを、現在の定義での太陽系の天体を、一つ一つ最新情報を用いて示しながら、解説した本。なお、この筆者は、この決定の中心となった「惑星定義委員会」の委員の一人(アジア地区代表)として動いた中心人物の一人との事です。


○ 目次 ○


  • はじめに

  • 第一章 プロローグ

  • 第二章 大家族の中心にある”ストーブ”−−−太陽

  • 第三章 ストーブの周りを駆け回る走者−−−水星

  • 第四章 美しき女神の名を持つ”妹”−−−金星

  • 第五章 青色はぐれ星−−−地球

  • 第六章 身近にありながら謎の多い衛星−−−月

  • 第七章 不気味に赤く光る軍神−−−火星

  • 第八章 太陽系の空白地帯に位置するもの−−−小惑星と彗星

  • 第九章 太陽系惑星の王者−−−木星

  • 第十章 壮大な環を擁する妖しいまでの美しさ−−−土星

  • 第十一章 へそ曲がりの惑星−−−天王星

  • 第十二章 内部からの発熱で予想外に暖かい−−−海王星

  • 第十三章 太陽系の果て−−−冥王星と太陽系外縁天体

  • 第十四章 惑星の定義−−−なぜ冥王星は準惑星になったのか

  • (資料)国際天文学連合:惑星の定義




結局のところ、冥王星が見つかってから半世紀ほど経つ間には全く見つからなかったのですが、最近の観測技術の向上によって冥王星と軌道や大きさが同じような星が、実はたくさんあるという事が分かってきた。なので、それらをどんどん惑星に組み入れるよりも、それらは別のカテゴリー(準惑星)に分類する方がすっきりとして分かりやすいという事のようです。

混乱の元は、「惑星」という言葉のしっかりした(厳密な)定義がなかったこと。こういう事は、科学の分野ではまだまだありそうな気がする...

さすがに、一般向けの新書なので、専門家にしか分からないような記述はありません。口絵もある程度たくさんあるので、それを眺めるだけでも楽しめるでしょう (笑)
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