近藤純正『身近な気象の科学』

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地球物理学(気象学)の教科書的副読本(?)。9/27に読み終わりました。


副題は「熱エネルギーの流れ」。これが示す通り、主に熱収支の観点から気象にまつわるいろいろな話を解説してあります。

○ 目次 ○

  • 1 温室効果

  • 2 大気中のエネルギー循環

  • 3 気圧と低気圧の発見

  • 4 偏西風と波動

  • 5 本州一寒い村

  • 6 大規模林野火災と異常強風

  • 7 金華山のシカの大量死事件

  • 8 天保大飢饉

  • 9 火山爆発と東北の冷夏

  • 10 集中豪雨

  • 11 十和田湖の冬の蒸発

  • 12 黒潮と大気

  • 13 漁業と海洋変動

  • 14 熱上昇流

  • 15 山と風

  • 16 融雪

  • 17 気候と生命

  • 18 気候と産業




講議の内容を本にしたもののようです。実はこれ、私が大学教養時代に地球物理学の講議で指定された教科書です。実際には、副読本のような形で、「ここ読んどいてね〜」で通過していた部分がたくさんありました。という事で、再読してみました。(図書館から借りていた本を読み終わってしまったのもあります (^_^;;;)という事で、数式と言っても熱収支とか初歩の力学しか出て来ないので、理系の学生なら大学入学したぐらいの学生でも十分理解できるようになっています。

気象には、当然のことながら「水」が非常に重要な役割を果たします。その水は、温まりにくく冷めにくい(比熱が大きい)、水蒸気・水・氷の転移点が人間活動の温度領域に存在する、大きな潜熱等々の性質を持っています。地球はこの微妙なバランスの上に立っていて、ちょっとした事で簡単にバランスが崩れてしまう...近年騒がれている地球環境問題も、ここに原因があります。そして生命活動さえも大きな影響を受ける事になる。。。

まぁ、当然まだまだ分からない事も多いのですが、分かっている部分も多いのだなぁと感心してしまいました。
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2008/12/04(木) 22:45:45 | リュウの挑戦